朝起きると、ゲストハウス前に広がるメコン河に朝日が昇っていた。
この日はラオスの最南部シーパンドーンへ向かう予定。
この地域にはメコン河に数々の島が点在し、シーパン(4000)ドーン(島)と呼ばれている。
チャムパーサックからシーパンドーンへは、旅行者用のツーリストバスが運行されている。
ツーリストバスは前日にゲストハウスの主人に予約しておいた。
出発は何時か?と聞くと朝8:00だという。
対岸の町までボートで行き、そこからバスに乗り換えるらしい。
朝、少し早目に荷物をまとめチェックアウト。
「どこでボートに乗るのか?」と聞くと「ここだ。」という。
なるほど。
メコンに面したこのゲストハウスには、船が着けられるのだ。
8:00が近づくにつれ、何人かの欧米人ツーリスト達が集まって来た。
予定の8:00が過ぎる、まだ出発の様子はない。
結局15分ほど過ぎたころ、ようやく出発となった。
この辺の感覚は、ラオスっぽさなのだろう。
船へ乗りこむ。
昨晩夕飯を取ったレストラン。
出発。オレ以外の客は皆欧米人。
対岸に到着。
ここでバスを待つ。
バスといってもここが始発というわけではないようで、一昨日泊ったパークセーの町からシーパンドーンへ向かうバスの空いてる席に乗せてしまうということらしい。
しばらく待った後、他の欧米人共々業務用のワンボックスに詰め込まれ、シーパンドーンへと向かうことになった。
↓の地図でわかる通り、パークセー→チャムパーサック→シーパンドーンは地図上で南北のほぼ一直線上にある。
より大きな地図で パークセー―チャムパーサック―シーパンドーン を表示
シーパンドーンにはいくつか有名な島がいくつかあるのだが、今回オレが向かったのは、ドン・デット(デット島)。
デット島には隣にあるドン・コーン(コーン島)と共に多くの外国人ツーリストが集まる。
地図を拡大してみよう。
より大きな地図で パークセー―チャムパーサック―シーパンドーン を表示
ツーリストバスは対岸にあるナーカサンという村に到着しそこからボートで渡る。
チャムパーサックを出発し2時間ほどだっただろうか。ナーカサンに到着。ボートで島へ。
デット島到着。
このときまだ昼ごろだった。
船着き場近くのゲストハウスにチェックイン。
この辺のゲストハウスは、メコン川に面しバンガロータイプのゲストハウスが多い。
メコンに面したバンガローでハンモックに揺られながら、昼寝したりビール飲んだり、そんな風に過ごすのにちょうど良い。
欧米人の連中は、思い思いに過ごしている。
砂浜で寝そべったり。
現地の子供たちは砂遊び
オレは一休みした後、チャリを借りて島の様子を見に出かけた。
近くには色々なタイプのバンガローがある。
この島に舗装道路は無い。
車は一応何台かあるが、観光客用のソンテウのみ。
そもそも、この島に車がすれ違えるだけの道が無い。
のどかだねぇ。
デット島とコーン島を結ぶ橋。
フランスの植民地だった頃に、フランス植民地政府が鉄道を通すためにかけた橋。
このため鉄道橋と呼ばれている。(向こうはコーン島)
鉄道橋から見たメコン。
蒸気機関車の残骸。(コーン島)
ブゥ。
自然だ。
やぁ。
こいつら、集まってきたかと思ったら、オレに無理やり持っていたミカンを食わせやがった。
先に行けども何もない。。。
戻る。
島のほとんどは、自然か田んぼ。
高級バンガロー。
夕方になってゲストハウスに戻る。
部屋のベランダからは、メコンに沈む夕日が見えた。
ハンモックに揺られながらビールを飲みつつ夕日を眺める。
この日は1日でメコンに上る朝日と、沈む夕日をみることができた。
こういうのが旅の贅沢なのだと思う。
そう、この瞬間こそが、正に PRICELESS。
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